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C,Siのpickupは、
熱精算結果
入熱出熱
Kcal%Kcal%
コークス発熱量282784499.9溶湯保有熱102900036.4
空気顕熱00石灰石分解熱383401.4
酸化熱27150.1スラグ損失770402.7
合計2830559100排ガス潜熱41285014.6
排ガス顕熱94332733.3
炉体放熱328221.2
炉体蓄熱1529025.4
その他1442785.1
合計2830559100
V−1.溶存ガス量
CとOの関係
溶湯中の酸素は低温域ではSiにて還元され、高温域ではCでされる事はΔG0よりの計算でも明かである。
Siの酸化からCの酸化が優先される、反応の移行温度を反応逆転温度とすると、これは低温域で生成したSiO2がCにより還元される反応である。
SiO2(s)+2[C]=[Si]+2CO(g)
ΔG0=131300−73.96T
ここで、溶湯成分C=3.3%,Si=2.0%として反応逆転温度を計算すると
ΔG0
logK=−=−28700/T+16.17
4.575T
又、
logK=log(Pco2)2・asi/(ac)2(Pco=1atm)
=logasi−2logac
=logfsi+log[Si%]−2(logfc+
log[C%])
logfsi=esi(si)・[Si%]+esi(c)・[C%]
=0.32*2.0+0.24*3.3=1.432
logfc=ec(c)・[C%]+ec(si)・[Si%]
=0.22*3.3+0.1*2.0=0.926
∴logK=−1.228
T=1650K=1377℃
ここで[C]が増加すればこの温度は更に低下する。
キュポラ操業に於いて、溶湯温度は反応逆転温度よりも充分に高く、又、高温溶解になれば吸炭量は増加する。溶湯成分の[C]が増加すれば上記の反応は更に活発になり溶湯中の[O]は低下する。
そこで、溶湯中の酸素濃度を[C]による脱酸をベ−スに計算するとC=3.3%Si=2.0%として
[C]+[O]=CO(g)ΔG0=−5300−9.48T
ΔG0
logK=−=−1158/T+2.072
4.575T
又、
logK=logPco/ac・ao(Pco=1atm)
=−(logac+logao)
=−(logfc+log[C%]+logfo+log[O%])
logfc=ec(c)[C%]+ec(si)[Si%]+ec(o)[O%]
logfo=eo(c)[C%]+eo(si)[Si%]+eo(o)[O%]
ここで[O%]は極小(ppm)であるからこの項は無視する。
logfc=0.22*3.3+0.1*2.0=0.926
logfo=-0.44*3.3-0.131*2.0=-1.714
logK=−0.269−log[O%]
ここで溶湯温度を1630℃(1903K)とすると
logK=2.68
[O%]=0.00112%=11.2ppm
溶存酸素の分析結果は10〜20ppmであり、計算結果と非常に近似している。通常操業での酸素濃度は30〜40ppmであり、これはFeO、SiO2等の酸化物の溶湯中への顕濁によると考えられている。
酸素キュポラ溶湯の溶存酸素濃度が低いことは、酸化物の混入が少なく精錬のきいた溶湯であることの証明である。
この実験結果により、従来言われてきた高濃度酸素富化操業(5%以上)は溶湯の酸化を助長するという結果は見いだせず、高濃度酸素富化操業は炉内でのコ−クスの燃焼温度を上昇させ吸炭率を増加し、その結果、炉内高温精錬作用により[O]の少ない清浄な溶湯が得られる溶解法と言える。
V−2.機械的性質
別表に示すように、酸素富化率増加時の機械的性質はC,Siが増加しCE値が増加しているにも係わらず、殆ど低下していない。これは、酸素富化率増加により炉内温度が上昇し、溶湯の高温精錬が助長されて不純物の少ない溶湯となり強度が向上したためと考えられる。
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