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コラム4:NEW! 再加熱カートって何?

●食事を提供する時の温度をご存知ですか?
調理終了後、食べるまでに30分以上の時間がかかってしまう場合には、温かい食事の場合には65℃以上の保温、冷たい食事の場合には10℃以下の保冷が「大量 調理施設衛生管理マニュアル」では定められています。
これは、温かい食事の場合、加熱調理の時に75℃以上1分以上の食品中心温度がきちんと守られていれば、基本的に食中毒菌の危害は除去されているはずなのですが、万一、加熱が不十分であった場合や、加熱後の食品の取扱いが不十分で二次汚染を受けてしまった場合には食中毒菌の危害は存在します。
よって、食事の提供まで65℃以上の温度での保温が、必要になって来るのです。でも、この65℃という温度に対し、例えばO−157はどうなるでしょう?。
O−157の場合、75℃の温度にさらされた時には10秒以内に死滅する事は、よく知られていますが、実は60℃の温度にさらされた場合でも1分40秒程で死滅するというデータがあります。
また、サルモネラ菌についても同様で、60℃の温度にさらされた時、3分〜19分で死滅するというデータがあります。(HACCP:衛生管理計画の作成と実践/厚生労働省生活衛生局乳肉衛生課監修より抜粋)
65℃以上での保温は、加熱調理に続く食品の重要な温度管理なのです。

●従来の温冷カートと何処が違うのでしょうか?
現在、多くの病院で用いられている温冷カートは、温かい食事は温かく、冷たい食事は冷たく、その食事の温度を維持するために開発されたものですが、これらは、あくまでも温蔵庫「保温機能」+冷蔵庫「冷蔵機能」です。
つまり、温冷カートに入れられる前に温度の下がってしまった温かい食事や、温度の上がってしまった冷たい食事を積極的に「再加熱」したり「再冷却」したりする事はあまり得意ではありません。つまり、クックサーブやクックチルで用いられた場合、盛付けに時間がかかってしまったりすると食品の温度が狂ってしまう訳ですが、それを維持すべき温度まで戻すには時間がかかってしまいます。

対して再加熱カートは、「再加熱機能」+「保温機能」+「再冷却機能」+「冷蔵機能」の4つの基本機能を備えて登場しました。特に「再加熱機能」と「再冷却機能」の場合には、その熱交換を速やかに行うためにファンを回して風を起こし、食事を狙った温度に持っていく事が出来ます。つまり、「大量 調理施設衛生管理マニュアル」に適合した温度管理を可能にしているのです。

また、再加熱カートの「再加熱機能」は、タイマーによって自動的に好きな時間にスタートさせる事が出来ますので、クックチルにおける再加熱作業のための調理スタッフの手間を省く(例えば朝食ならば早出作業が・・)事が出来ます。


●再加熱カートのタイプ

HKフレックス(トレイタイプ) ノバフレックス(トレイタイプ) アルファジェン(トレイタイプ) マルチジェンI(バルクタイプ) マルチジェンII(バルクタイプ)
HKフレックス
(トレイタイプ)
ノバフレックス
(トレイタイプ)
アルファジェン
(トレイタイプ)
マルチジェン I
(バルクタイプ)
マルチジェン II
(バルクタイプ)

再加熱カートは、大別しますと「トレイタイプ:料理を一人前ずつトレイに盛付けてセット」と「バルクタイプ:ホテルパンGNサイズに料理を入れてセット」の二つのタイプに分かれます。以下にまとめてみましょう。

注:GNとはガストロノームの略です。

トレイタイプ
(料理を一人前ずつトレイに盛付けてセット)
再加熱冷却兼用型 冷蔵状態で盛付けた食事を保冷し、希望の時間に合わせて再加熱して配膳します。 アルファジェン
ノバフレックス
再加熱単独機能型 冷蔵状態で盛付けた食事をセットし、扉を開けた状態でプレハブ冷蔵庫に入れて保冷、再加熱前に扉を閉めて再加熱して配膳します。 HKフレックス
バルクタイプ
(ホテルパンGNサイズに料理を入れてセット)
再加熱冷却兼用型 冷蔵状態の食事をホテルパンのまま保冷し、希望の時間に合わせて再加熱してから盛付けます。 マルチジェンシリーズ
再加熱単独機能型 冷蔵状態の食事をホテルパンのままセットし、扉を開けた状態でプレハブ冷蔵庫に入れて保冷、再加熱前に扉を閉めて再加熱して盛付けます。 マルチジェンシリーズ
冷却単独機能型 冷食専用機。 マルチジェンシリーズ

(IKKO)


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