大規模だけが正解じゃない?マイクロセントラルキッチンという考え方
セントラルキッチン(CK)というと、大規模な工場のような施設をイメージする方も多いのではないでしょう...
松野 亜衣子
近年、ガス料金や電気料金の上昇により、学校給食センターや病院、福祉施設、社員食堂などの大量調理施設では光熱費の削減が大きな課題となっています。なかでも毎日使用する回転釜は、厨房全体のエネルギー消費に大きく影響する設備のひとつです。
回転釜を選定する際は導入価格だけでなく、ガス使用量やランニングコストにも注目することが重要です。本記事では、回転釜の省エネ性能を左右するポイントや、光熱費を抑えるための考え方について解説します。
同じ容量の回転釜であっても、機種によってガス使用量は異なります。その理由は、バーナー性能や熱効率、断熱構造などの違いにあります。
回転釜は食材や水を加熱する際に大量の熱エネルギーを使用します。しかし、発生した熱のすべてが調理に利用されるわけではありません。排気や本体表面から熱が逃げてしまうと、その分だけ余分なガスを消費することになります。
そのため、効率よく熱を伝えられる構造や、熱損失を抑える工夫が施された回転釜ほど、省エネ性能が高くなる傾向があります。
回転釜のランニングコストは単純なガス使用量だけで決まるわけではありません。
例えば、1日に複数回調理を行う給食センターでは、わずかな燃料消費量の差であっても年間を通じて見ると大きなコスト差になります。
また、古い設備では経年劣化によって燃焼効率が低下し、以前よりもガスを消費しているケースもあります。光熱費の上昇が続く現在では、設備の省エネ性能が運営コストに与える影響はますます大きくなっています。
省エネ性能に優れた回転釜にはいくつかの共通した特徴があります。
発生した熱を効率よく釜へ伝えることで、少ないエネルギーで調理が可能になります。
断熱性を高めることで、周囲へ逃げる熱を抑制し、燃料消費量を削減します。
立ち上がりが早く効率的に加熱できる機種は、調理時間の短縮にもつながります。
回転釜を比較する際は、本体価格だけでなく、長期間使用した場合のランニングコストまで含めて検討することが大切です。
古い回転釜から省エネ性能の高い機種へ更新することで、さまざまなメリットが期待できます。
近年は自治体や企業でも脱炭素への取り組みが進んでおり、設備更新によるエネルギー削減が重要視されています。
特に毎日稼働する回転釜は、更新による省エネ効果を実感しやすい設備のひとつです。
回転釜を選定する際は、以下のポイントを確認しておくことをおすすめします。
導入価格だけで判断すると、長期的にはランニングコストが高くなってしまう場合があります。
設備は長期間使用するため、トータルコストの視点で比較検討することが重要です。
回転釜の省エネ性能を重視するなら、設備の熱効率に注目することが重要です。
服部工業のWカットガス回転釜「HTK」は、独自の燃焼技術によって熱を効率よく活用し、ガス使用量とCO₂排出量を40%以上削減できる省エネ型回転釜です。
学校給食センターや病院、福祉施設などの大量調理現場では、毎日の調理で多くのエネルギーを使用します。そのため、設備の省エネ性能が年間の光熱費に与える影響は決して小さくありません。
また、ガス消費量の削減はランニングコストだけでなく、脱炭素化や環境負荷低減にもつながります。
回転釜の更新を検討する際は、導入費用だけでなく将来的な光熱費削減効果も含めて比較することをおすすめします。
回転釜のガス使用量やランニングコストは、熱効率や設備性能によって大きく変わります。
光熱費が上昇するなか、回転釜の省エネ性能は設備選定において重要なポイントとなっています。
長期的なコスト削減や環境負荷低減を目指すためには、導入価格だけでなくランニングコストも含めて比較検討することが大切です。
回転釜の更新や新規導入をご検討中の方は、ぜひ省エネ性能にも注目して機種選定を進めてみてください。