お釜ちゃん倶楽部ニュース 428号 「食べるよろこびは、器からはじまる」
お釜ちゃん俱楽部ニュース428号 「食べるよろこびは、器からはじまる」 過ごしやすい季節となり、秋の...
小山 真依
お釜ちゃん俱楽部ニュース429号
最近、厨房や給食施設でも「照明をLEDに切り替える」動きが少しずつ広がっています。
政府は2030年までに国内の照明を100%LED化することを目指しており、水銀を含む蛍光灯の製造・輸出入も2027年末までに順次終了する予定です。それに伴い、国内メーカーでも蛍光ランプの生産を順次終了・縮小する動きが進んでいます。
今回は、LED化の背景と導入時のポイントを、事例を交えてご紹介いたします。
目次
1.電気代をおよそ半分に削減
LEDは蛍光灯に比べて消費電力を40〜50%抑えられます。電気料金の高騰対策としてコスト削減に直結します。
2.長寿命でメンテナンス負担を軽減
蛍光灯が1〜2年で切れるのに対し、LEDは4〜5倍長持ち。交換や在庫管理の手間を減らせます。
3.環境にもやさしく安心
水銀を使わず、廃棄時の環境負荷を低減。省エネ性能でCO₂排出も抑えられます。
導入前に確認しておきたいポイント
蛍光灯からLEDへ切り替える際は、既存の照明器具がそのまま使えないケースもあります。
蛍光灯用の器具には「安定器(バラスト)」が内蔵されており、そのまま使用すると負荷がかかって発熱や劣化、点灯不良を招くことがあります。さらに、省エネ効果が十分に得られないことも。
安定器を取り外すバイパス工事や、器具ごとLED用に交換して使用するのが一般的です。
導入事例と選び方
東京・日本橋の老舗百貨店に入っている、あるイタリアンレストラン様では、厨房の照明をすべてLEDに更新されました。
天井照明だけでなく、盛り付け台のダウンライトやフード内のライトまで一新し、空間全体がぐっと明るくなったことで、ピンセットを使うような繊細な作業も快適になったそうです。
客席でも、料理の色味をより鮮やかに見せる照明を選び、雰囲気づくりにもつながりました。
このように、LED導入の際は設置環境や用途に合った選定が重要です。
高温環境では耐熱仕様のライトを選ぶほか、光が特定方向に集中する特性を踏まえ、設置位置や高さにも配慮することが大切です。
どの器具を選ぶべきか、どんな工事が必要か迷うこともあるかもしれません。
服部工業のグループ会社アーテックでは、現場の確認から最適な照明のご提案、工事・取付までを一貫してサポートしています。
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