社会のお困りごとをビジネスで解決する -Making a better world through Business
Hattori Groupの祖業は鋳物業であります。創業者の服部太郎吉は鉄鍋の修理からその実業を興したと聞いています。当時は鉄鍋が大変貴重でしたから、鉄鍋を修理することも、鉄鍋をつくることも、社会が困っていた事であったのではないでしょうか。Hattori Groupの事業体が現在これだけ多岐に分かれているのは、その時代にあった「社会のお困りごと」をビジネスで解決しようとした結果であり、経験のない分野であっても挑戦してきた、Hattori Groupの原点だと私は感じています。 私は、企業の社会的責任(CSR)とか社会貢献活動という言葉があまり好きではありません。なぜなら、本来企業というものは自身の社業、つまりビジネスを通じて社会に貢献し、社会を良くする活動を既にしているはずだからです。ですので社会に役立つ事業をすることは当たり前の事であり特別ではありません。
またボランティア活動はすばらしい事だと思いますが、企業ではそれを【持続可能】に出来ません。業績が悪くなれば、真っ先に削減するのがこうした活動です。本当に社会に良い事は【持続可能】にしないといけない。そのためにはビジネスにして、お金が回るようにすることで、長期的に価値を生む活動を続けることができます。 Hattori Groupが目指すのは、【未来が希望で溢れる日本を作る事】。もう少し言い換えると【大人が子供の夢を応援できる社会】を作る事です。ビジネスとして、社会のお困りごとを解決し続ければ、未来の社会はきっと良くなる。その可能性をHattori Groupで見せてあげたいという想いです。
日本の起業家マインドを醸成する
Hattori Groupは【日本の起業家マインドを醸成したい】と考えています。今後の日本に必要な力は新しいものを生み出す力、今までにないモノを創り出す力だと思います。それを実現するために起業家マインドを持った人財がもっと日本の社会には必要です。
我々が定義する起業家マインドは主に3つです。
➀明確な夢や目標を持ち、日々そこに近づけるコト
②失敗を恐れずに何度でも挑戦するコト
③社会や誰かの役に立ちたいと想い、行動するコト
起業家マインドを持っていても本当に起業できる人は一握りです。そして我々に出来る事はお金を出資することではなくて、夢や目標の実現に必要なものを提供する事。それは、建物や土地や設備や人財かもしれませんし、ノウハウやネットワーク、ブランド、情報、立場かもしれません。Hattori Groupでは価値を感じていないモノやコトが、別の方からすると大きな価値がある事も多々あります。
Hattori Groupの仲間として、新規事業の立ち上げが出来れば、毎月の安定収入を得ながら、自分の思い描くビジネスを実現できます。起業家マインドがあればビジネスの立ち上げをしなくても、リーダーとして事業に携わることで多くの人々にプラスの影響を及ぼすことが出来ます。社会に何か良いコトをしたい、何か成し遂げたい、という情熱を持った人財が日本でもっと増えて、そうした人たちがビジネスを通じて社会のお困りごとを解決していく。そうすれば未来の日本はもっと希望で溢れた社会になるはずです。その土壌となり、サポートをすることがHattori Groupが目指すVision1です。
日本を多様性の発揮された、 真にグローバルな社会にする
昨今、世界は間違いなくグローバル化に進んでいます。日本は戦後の急速な人口増加とともに、経済成長してきましたが、その要因となった人口増加ボーナスは既にありません。石油などの化石資源をほとんど持たず、開発可能な国土も少ない日本は、これからグローバルな市場において競争に勝ち抜き、選ばれる必要があります。 その一つは日本の製品やサービスを海外に展開して、収入を増やす事。これも一つのグローバル化の道ではあります。
ただし海外売上や輸出の増加自体がグローバルなのではなく、Hattori Groupが定義する「真にグローバルな社会」とは…
➀違いを強みとし、活かす環境
②挑戦を歓迎し、失敗を恐れずに進む文化
③日本の徳をベースに、世界の発展に貢献。
この3要素が発揮された社会であると言えます。子供達や若者が、未来の日本に輝く希望が見えるように、 Hattori Group自身がまず多様性のある真にグローバルな会社になり、日本の社会にインパクトを与えていく。多様な人財を受け入れつつ、グローバルな収益を高めていく事が、Hattori Groupの目指すVision2です。
輸出の売上が多い事だけでは真にグローバルな状態と言えない。 1人1人の強みや違いを活かした【多様性の発揮された】経営の為にも、グループの海外人財割合を2035年までに30%以上にする。
日本の人口が減少している中、外貨を稼ぐビジネスが無ければ経済規模は縮小してしまう。 Hattori Groupの売上の30%を海外市場で生み出せるように、既存事業の成長と新規事業への挑戦を行う。
CEO&CHO
服部俊男
1885年、明治18年の創業より、鍋や釜を製造し、お客様に喜んでいただける製品づくりに努めてきました。しかしながら100年以上鍋釜を作り続け、何万、何十万という製品を世の中に送り出しても、“本当の意味”でお客様目線になることは出来ませんでした。
なぜなら、業務用の大型厨房機器では、厨房業務を行わない限り、自分達で毎日使う事が出来ないからです。
そこで、給食センター事業に挑戦しました。毎日給食をつくることが、どれだけ大変な作業なのか。どれほどたくさんの問題を厨房の現場が抱えているのか。機器が故障して使えないことが、どれほど迷惑をかけるのか。私自身も一年間自社給食センターで働き、突き刺さるように感じました。
一年間の給食センター勤務を終え、ある時、販売店の社長さんからこんなことを言われました。「服部君もさ、7,8年くらいで壊れる釜にしてよ。その方が入れ替えでおたくも儲かるでしょ!?」
もしかしたらジョークだったのかもしれませんが…でも腹が立ちました。現場を無視した勝手な目線に、憤りを感じた事、今でも強く思い出します。
私達のミッションは『食の幸せを人々に』であります。
服部工業が届けるモノは、「長くお客様の役に立ち、価値のある」製品、そしてサービスでなければならない。それが130年以上、弊社製品を選んでいただいている厨房の皆様への恩返しだと信じています。
まだまだ製品の不具合等ご迷惑をおかけすることがあり、それは私どもの大きな課題として受け止めておりますが、私が知る中には48年間ご使用いただいたお釜があります。毎年のように1986年生まれの私よりも、古い製品の入れ替えに立ち合う事が出来ます。メーカーのトップとして、そのように長きに渡り製品をご使用いただけるコトはこの上無い喜びです。
価値のある製品作りに励むことは当然として、グループ企業とも連携しながら、厨房の様々なお困りごとを解決する「厨房のコンシェルジュ」企業となるべく、たゆまぬ挑戦をつづけ、一歩ずつ前へ歩みを進めて参ります。
〒444-0814 愛知県岡崎市羽根町字小豆坂183番地
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団体向けの工場見学を無料でお受けしております。
学校、幼稚園、保育園、託児所、学童など社会科見学としてご利用頂けます。
場所:小豆坂工場(愛知県岡崎市)
お受けできる時期や人数などに制限はございますが、
なるべくご要望にお応えできるよう検討致しますのでお気軽にご相談ください。
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