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「誰でも簡単にできる厨房」は本当に理想?変わる人材と“変わらない現場”のギャップ

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「誰でも簡単にできる厨房」は本当に理想?変わる人材と“変わらない現場”のギャップ

「人手が足りない」その言葉、もう何度聞いたことでしょうか。
飲食店、ホテル、そしてスーパーや給食など、あらゆる“食”の現場で叫ばれているこの課題。
業務の効率化、調理工程の見直し、人材育成…。
どれも大切な視点ではありますが、それでもなお、現場の人手不足は解消されないままです。
でも、少し立ち止まって考えてみてください。
本当に“人が足りない”のでしょうか?
もしかしたら、見落としている「本当のギャップ」があるのかもしれません。





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1.人手不足と言われて久しいけれど実は就業者数は過去最多!

飲食店やホテルなどの現場からは、日々「人が足りない」という声が聞こえてきます。
しかし実は、2024年における日本の就業者数は何と【6,781万人】。
これは比較可能な1953年以降で最も多い水準だと、総務省「労働力調査」で示されています。※
働き手は増えている。それなのに、なぜ人手不足が叫ばれるのでしょうか。

※出典:総務省統計局「労働力調査」

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2.増えているのは新しい働き手


就業者が増えた背景には、女性、シニア、外国人スタッフの就業が広がっていることが挙げられます。

■女性就業者数:前年より【31万人増】
■65歳以上の高齢者就業率:過去最高【25.7%】
■外国人労働者数:過去最多を更新中

つまり「働き手の数」も増えていますが、同時に「働き手の多様性」も大きく進んでいるのです。

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3.多様化する働き手に、厨房はどう応える?

女性・シニア・外国人など、これまで厨房では“少数派”だった方々が今、どんどん現場に入ってきています。
多様な視点や働き方が持ち込まれることで、これまでにない柔軟な運営や新たな発想につながる可能性もあり、社会にとっても企業にとってもこれは大きなチャンスとなり得ます。

一方で、厨房はまだ「重い鍋を煽る」「高温の前で長時間作業」など、体力と経験がものを言う環境が多く残っているのも事実です。
その結果、「人はいるのに、うまく戦力化できない」という課題に直面している企業も少なくありません。


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4.多様な人材が育ちにくい現場構造

現場では、経験豊富なスタッフが減り、かつてのように「ベテランが新人に教える」という継承のかたちは難しくなってきました。
加えて、「言葉が通じづらい」「教える時間がない」「体力的に負担をかけられない」など、育成そのもののハードルが上がっています。
その結果、「最初からできる人」を求める傾向が強まってしまいますが、実際にはそうした人材の確保も困難な時代。
「人がいるのに育たない」、というジレンマも、現場で静かに広がっています。

 

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5.オペレーションの簡略化だけでは足りない

「だったら誰でもできるように簡単にしよう」——この発想自体は素晴らしいと思います。

しかし、単に工程を削ることで味のクオリティまで落としてしまっては、本末転倒です。
本当に目指すべきは、「誰が担当しても、美味しいものを提供できる仕組み」をつくること。
厨房も人に合わせるだけでなく、人とともに進化する場所であるべきではないでしょうか。

 

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6.「自動調理機」という、もうひとつの選択肢

今の厨房に求められるのは、誰かに頼ることではなく、誰もが働ける環境を整えること。
そこで、最近注目を集めているのが「自動調理機」「調理ロボット」という選択肢です。
経験や言語の壁に左右されず、「誰が操作しても、いつでも同じ味・仕上がりを実現できる」仕組みがあれば、厨房の多様性は“負担”ではなく、“強み”へと変わっていきます。

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7.自動調理機・調理ロボット 導入メリット5選と成功事例

今から自動化を進めたいと思った時、最初に見ていただきたい内容を資料にまとめています。
機器の選び方や導入事例も記載しておりますので、是非ご覧ください。

  • 飲食業界の人手不足と自動化の波
  • メリット5選
  • 成功事例4社
  • お客様にあった機器を選定するために
  • 服部工業の自動調理機器一例
掲載しているお客様先での活用事例⇩
  • 同じ量の製造作業時間を80%以上短縮
  • 同じ量を製造する人員を 50%削減=人件費が半減
  • 同じ量の製造でも作業時間を80%以上の短縮
  • 調理できる量が格段に増えた


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8.服部工業の業務用調理ロボットOMNI(オムニ)

 

今、飲食店やホテルの厨房には、「誰でも簡単に、安定した味を出せる環境」が求められています。
体力的な負担や経験の有無、言語の壁といったハードルを乗り越え、誰もが安心して調理に関われる環境をどうつくるか。
それは、これからの飲食サービス業界にとって重要なテーマです。

たとえば、服部工業のロボット回転釜OMNI(オムニ)なら、温度管理や調味料の投入、加熱・攪拌といった工程を自動化。
経験や感覚に頼らず、誰が使っても安定した仕上がりを実現します。

■最高350℃の温度制御で多様な料理も効率良く調理

■調味料の自動投入で味のバラつきを防止

■簡単操作で誰でもレシピ通りの味を再現

経験や体力に左右されない仕組みがあれば、多様なスタッフが戦力として活躍できる。
人を”活かせない”現場から、人が”活きる”厨房へ——。
そんな変化が、今、現実になり始めています。



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