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人手不足時代に求められる「厨房の再設計」

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人手不足時代に求められる「厨房の再設計」

飲食業界全体で深刻化する「人手不足」の問題は、いまや一過性ではなく構造的な課題になりつつあります。
ホテルの厨房、レストラン、惣菜・弁当販売店、スーパーの惣菜コーナーなど、多くの現場では人手そのものは確保できていても、業務が一部のシェフやベテランスタッフに依存し、オペレーションの属人化が進んでいるケースが少なくありません。
こうした背景の中、近年注目を集めているのが「調理ロボット」や「自動調理機」の導入です。単に人を減らすのではなく、人を活かすために厨房を再設計する——それが今、求められている変化です。





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1.クッキングロボットは「人を減らす道具」ではない

「自動化」と聞くと、人と置き換える印象が先行しがちですが、実際の現場で調理ロボットが果たすのは活人化の役割です。
たとえばスーパーの惣菜部門や、ホテルの朝食調理、弁当屋の主菜ラインでは、味の再現性や作業時間の安定化が鍵になります。
自動調理機は、誰が使っても一定の品質を保てる調理環境を実現し、人手不足を「補う」のではなく、「今いる人を活かす」方向に導いてくれます。

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2.人に頼らない仕組みが、結果的に人を守る


突然の欠勤、新人スタッフの配属、繁忙期の対応など、日々の変化がつきまとう現場において、いつも通りの味と仕上がりを守る仕組みがあるかどうかは、生産性にも信頼性にも直結します。
たとえば中華料理店でよくある「炒め作業」は、火加減・タイミング・手際すべてが職人技です。
自動調理機を使えば、温度・攪拌・調味などの工程を再現でき、誰でも安定した一皿を提供することが可能になります。
これはマニュアル化とは違い、「誰でも一定品質で調理できる」ことを目指す体制づくりです。

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3.自動調理機がもたらす環境改善と働きやすさ


ホテル厨房やレストランのキッチンでは、限られたスペースに人が密集し、火を扱う機会も多く、作業効率や安全性の確保が常に課題です。
自動調理機の導入は、単なる作業の代替にとどまらず、「火の前に立ち続ける必要がない」「攪拌作業に人が張りつかなくてよい」といった点で、現場の環境改善につながります。
こうした変化により、スタッフ一人ひとりの身体的負担が軽減され、結果として安心して働き続けられる職場づくりにも貢献します。



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4.自動化はこだわる人のためにある


「味のクオリティは人の手で守るべき」と考えるのは、ごく自然なことです。
調理責任者やシェフにとって、これまで培ってきた技術を機械に委ねることは、簡単に受け入れられるものではありません。
しかし、最新の調理ロボットは、温度制御や調味料投入、撹拌などの再現性が非常に高く、これまでベテランの経験や感覚に頼っていた領域を標準化できます。
人が「味をつくる」ことに集中し、ロボットが「味を安定して再現する」役割を担うことで、かえって味のばらつきを防ぎ、厨房全体の品質を底上げすることが可能です。

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5.今すぐじゃなくても、考えはじめる価値はある

「自動化はうちにはまだ早い」「人が本当に足りなくなったら考えよう」と感じている方も少なくないでしょう。
ですが今は、自動調理機の選択肢も多様化し、現場のニーズに応じた最適な一台を選べる可能性が広がっている時代です。
あらかじめ少しずつ情報を集めておくだけでも、いざという時に慌てず、より現場に合った形で活用できます。
実際に最近では、規模や業態に合った自動調理機を選べるようになり、スーパー、レストラン、ホテルなど、さまざまな現場で次の一手として導入や検討が着実に進んでいます。※
無理なく、自分たちらしい形で使える時代が、もうすぐそこまで来ています。
※出典:経済産業省「ロボットフレンドリーな環境実現への取り組み」

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6.自動調理機・調理ロボットの 導入メリット5選と成功事例

今から自動化を進めたいと思った時、最初に見ていただきたい内容を資料にまとめています。
機器の選び方や導入事例も記載しておりますので、是非ご覧ください。

  • 飲食業界の人手不足と自動化の波
  • メリット5選
  • 成功事例4社
  • お客様にあった機器を選定するために
  • 服部工業の自動調理機器一例
掲載しているお客様先での活用事例⇩
  • 同じ量の製造作業時間を80%以上短縮
  • 同じ量を製造する人員を 50%削減=人件費が半減
  • 同じ量の製造でも作業時間を80%以上の短縮
  • 調理できる量が格段に増えた
 

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7.服部工業株式会社の業務用調理ロボットOMNI(オムニ)

経験に左右されない、誰でも“おいしい”がつくれる厨房へ。
服部工業のロボット回転釜OMNIは、温度管理・調味料投入・攪拌まで自動で制御し、誰が使っても安定した味を再現。
多様なスタッフが安心して調理に関われる、新しい厨房環境づくりをサポートします。


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