
鹿児島市の山形屋様に、ロボット回転釜OMNIを導入いただいた事例をご紹介します。
山形屋様ではOMNIを2台導入し、従来5人で行っていた作業を3〜3.5人で対応できる体制へ改善。生産量を維持しながら、厨房全体の省人化につなげています。
本記事では、導入前の課題、OMNI導入後の変化、実際の稼働方法、そしてこの事例から他の厨房でも参考にできるポイントを紹介します。
導入事例の概要
山形屋食堂様は、鹿児島の百貨店・山形屋にあるふるさとレストランとして、地域のお客様に長く親しまれてきた食堂です。歴史に育まれた味わいと、世代を超えて利用しやすい食事の場づくりを大切にされています。
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この事例の大きなポイントは、単に作業人数を減らしたことではありません。従来と同等の生産量を維持しながら、より少ない人数で運用できる体制を実現したことです。人手不足が続く厨房において、「生産量を落とさずに省人化できるか」は、導入効果を判断するうえで非常に重要な視点になります。
導入前の課題
導入前は、中華レンジを使用した5人体制での作業が行われていました。高稼働の厨房では、繁忙時間帯に十分な提供力を確保しながら、品質を維持する必要があります。一方で、調理人材の確保や作業負担の軽減は、多くの厨房で共通する課題です。
特に、ほぼ年中無休に近い稼働環境では、作業を属人的に続けるほど現場への負担が大きくなります。人が付きっきりになる工程が多いと、他の作業に人員を回しにくく、繁忙時の運営にも影響します。
導入前に見えていた主な課題
- 調理工程に多くの人員が必要だった
- 繁忙時間帯に人手を集中させる必要があった
- 作業者が調理機器の前に付きっきりになりやすかった
- 高稼働のため、スタッフへの負担が大きくなりやすかった
- 生産量を維持しながら、省人化を進める必要があった
山形屋様の事例では、こうした高稼働厨房において、OMNIを活用することで作業体制の見直しが行われました。
OMNI導入後の変化
OMNI導入後は、従来5人で行っていた作業を3〜3.5人で対応できる体制となり、約1.5〜2人分の省人化につながりました。割合にすると約30〜40%の削減効果にあたります。
重要なのは、作業人数を減らしながらも、生産量は従来と同等に維持できている点です。省人化というと「人を減らす」ことだけに目が向きがちですが、厨房運営では生産量や品質が落ちてしまっては意味がありません。
OMNIを活用することで、調理工程の一部を自動化し、限られた人員でも安定した運用を行いやすくなります。また、ロボット回転釜によって加熱や攪拌を任せられることで、作業者が常に釜の前に付きっきりになる時間を減らせます。
現場で期待できる変化
- 調理中の付きっきり作業を減らしやすい
- 盛付、仕込み、確認作業などに人員を回しやすい
- 作業人数に左右されにくい運用体制を作りやすい
- 繁忙時間帯でも生産量を維持しやすい
その結果、厨房全体の生産性向上にもつながります。
高稼働厨房での運用方法
山形屋様ではOMNIを2台導入し、繁忙時間帯と通常時間帯で稼働台数を使い分けています。平日は10時から14時まで2台稼働、その後14時から19時までは1台稼働。土日祝は10時から15時まで2台稼働し、15時から19時までは1台稼働という運用です。
繁忙時間帯は2台稼働で提供力を確保し、それ以外の時間帯は1台稼働にすることで、必要な生産量に合わせた効率的な運用が可能になります。稼働率が高い厨房ほど、自動化による省人化効果や作業負担軽減の効果を実感しやすくなります。
山形屋様は月間稼働日数が30〜31日と非常に高く、ほぼ店休日がない高稼働店舗です。このような現場では、設備を導入した後にどれだけ稼働させられるかが重要になります。
高稼働厨房でOMNIを活用するポイント
- 繁忙時間帯は複数台稼働で処理能力を確保する
- 通常時間帯は必要な台数に絞って効率よく運用する
- 人が不足しやすい時間帯に、自動化できる工程を増やす
- 設備を導入して終わりではなく、稼働パターンまで設計する
OMNIは、繁忙時間帯の提供力を維持しながら、日々の作業体制を効率化したい厨房に適した選択肢といえます。
この事例から分かること
山形屋様の事例から分かるのは、OMNIが単なる省人化機器ではなく、「生産量を維持しながら厨房を回すための設備」として活用できる点です。人手不足の現場では、人を減らすことよりも、限られた人数で安定して生産できる体制を作ることが重要です。
特に、惣菜製造や食品加工、セントラルキッチン、大量調理施設などでは、調理工程が人に依存しすぎると、採用難や欠員時に運営が不安定になりやすくなります。
この事例から見える3つのポイント
1. 省人化は「人数削減」だけではない
必要な生産量を維持しながら、少ない人数で安定して運用できる体制を作ることが重要です。
2. 高稼働の厨房ほど効果を感じやすい
毎日長時間稼働する現場では、自動化できる工程が増えることで作業負担の軽減につながります。
3. 導入後の運用設計が効果を左右する
繁忙時間帯と通常時間帯で稼働台数を切り替えるなど、現場に合わせた使い方が大切です。
OMNIを活用することで、調理工程を自動化・標準化し、作業人数や経験値に左右されにくい体制づくりを進めやすくなります。また、高稼働の厨房では、設備がしっかり稼働するほど導入効果を得やすくなります。
OMNIはこんな現場におすすめ
ロボット回転釜OMNIは、特に人手不足や作業負担、品質の安定化に課題を感じている現場に適しています。惣菜製造工場、食品加工工場、セントラルキッチン、給食センター、大型飲食店など、一定量の調理を継続的に行う厨房では、OMNIの導入効果を検討しやすいといえます。
OMNIの導入を検討しやすい現場
- 調理工程に多くの人手がかかっている
- 繁忙時間帯の処理能力を確保したい
- 人による仕上がりのばらつきを減らしたい
- 欠員が出ると厨房全体の運営に影響しやすい
- 加熱・攪拌などの作業負担を軽減したい
- 生産量を維持しながら省人化を進めたい
また、繁忙時間帯の処理能力を確保したい現場や、調理品質を維持しながら省人化したい現場にも向いています。人が行っていた作業の一部をOMNIに任せることで、現場スタッフは盛付、仕込み、確認作業、別工程の準備など、人が担うべき作業に集中しやすくなります。
自動化は、現場の仕事をなくすためのものではありません。
限られた人員で安定した厨房運営を続けるための仕組みづくりです。山形屋様の事例は、生産量を維持しながら省人化を進めたい厨房にとって、参考になる導入事例といえます。
ロボット回転釜OMNIについて
ロボット回転釜OMNIは、加熱・攪拌・調味料投入などの調理工程を自動化し、大量調理現場の省人化や品質安定化を支援する調理ロボットです。調理工程をプログラム化することで、作業者によるばらつきを抑え、安定した調理を行いやすくなります。
OMNIの詳しい特長や機能、活用シーンについては、製品ページでご紹介しています。導入をご検討中の方は、まずは製品情報をご覧ください。
まとめ
山形屋様では、ロボット回転釜OMNIを2台導入することで、従来5人で行っていた作業を3〜3.5人で対応できる体制へ改善しました。生産量を維持しながら約30〜40%の省人化につながった点が、この導入事例の大きなポイントです。
人手不足が続くなか、厨房では「人を増やす」だけではなく、「少ない人数でも安定して生産できる仕組み」を整えることが重要になっています。OMNIは、高稼働の厨房や大量調理現場において、作業負担の軽減、省人化、品質維持を支援する選択肢のひとつです。
この事例が参考になる現場
- 人手不足でも生産量を落としたくない現場
- 繁忙時間帯の作業負担を軽減したい現場
- 調理工程の自動化を検討している現場
- 省人化と品質安定を同時に進めたい現場




