
今回は、食品加工工場で電気式攪拌機付き回転釜ヴェスタHEK-VP300を導入いただいた、株式会社サリックスマーチャンダイズシステムズ様の事例をご紹介します。
店舗数の増加に伴い、従業員の方の作業負担が大きくなっていた同社では、牛そぼろなどの大量調理における省人化・作業環境改善・品質安定化を目的にヴェスタHEK-VP300をご導入いただきました。
導入後は、従来10名で行っていた製造作業が5名で対応できるようになり、牛そぼろ250kgの調理時間も、1日がかりの作業から約90分へと大きく短縮されました。
導入企業様について
株式会社サリックスマーチャンダイズシステムズ様は、食品加工を行う企業様です。牛そぼろやソースなどの製造において、作業負担の軽減や生産効率の向上を目的に、服部工業の電気式攪拌機付き回転釜ヴェスタHEK-VP300をご導入いただきました。
| 導入企業様 | 株式会社サリックスマーチャンダイズシステムズ様 |
|---|---|
| 業種 | 食品加工工場 |
| 主な調理内容 | 牛そぼろ、ソースなど |
| 導入機器 | 電気式攪拌機付き回転釜ヴェスタHEK-VP300 |
| 導入目的 | 省人化、作業負担軽減、作業環境改善、品質安定化 |
導入機器
今回ご導入いただいたのは、電気式攪拌機付き回転釜ヴェスタHEK-VP300です。
ヴェスタHEK-VP300は、加熱・攪拌・プログラム調理に対応した自動調理機です。大量調理で負担になりやすい攪拌作業を自動化し、作業者の身体的負担の軽減や、調理品質の安定化をサポートします。
電気式攪拌機付き回転釜ヴェスタHEK-VP300
食品加工工場やセントラルキッチンなど、大量の煮炊き調理・炒め調理・ソース調理を安定して行いたい現場に適した攪拌釜です。
今回の事例では、牛そぼろ250kgの大量調理において、従来のガス釜による分割調理から、ヴェスタHEK-VP300による一括調理へ切り替えることで、大幅な作業効率化につながりました。
導入の経緯・理由
導入の背景には、店舗数の増加に伴う製造量の増加がありました。店舗数が250店舗から400店舗へ増える中で、従業員の方にかかる作業負担が大きくなっていました。
特に牛そぼろの製造では、焦げ付きを防ぐために長時間攪拌し続ける必要があり、体力的な負担に加えて、厨房内の暑さも大きな課題となっていました。
導入前に抱えていた課題
- 店舗数の増加により、製造量と従業員の負担が増えていた
- 牛そぼろ250kgを、100Lのガス釜で50kgずつ5回に分けて調理していた
- 焦げ付きを防ぐため、常に攪拌し続ける必要があった
- 1回約1時間の調理を5回行うため、休憩を挟みながら一日がかりの作業になっていた
- 長時間の攪拌作業は、体力的にも暑さの面でも過酷だった
- 調味料を入れるタイミングが商品の品質に関わるため、作業者の負担や判断も大きかった
導入前の課題
導入前は、牛そぼろ250kgを1日で製造するために、100Lのガス釜で50kgずつ、合計5回に分けて調理していました。
1回の調理に約1時間かかり、焦げ付きを防ぐために常に攪拌を続ける必要がありました。5回分の調理を休憩を挟みながら行うため、作業は一日がかり。従業員の方にとって、長時間の攪拌作業は体力的にも大きな負担でした。
また、ガス釜の周辺は暑くなりやすく、厨房内の作業環境も厳しい状態でした。さらに、調味料を入れるタイミングは商品の品質に関わるため、単純な作業でありながらも気を抜けない工程となっていました。
導入後の変化
ヴェスタHEK-VP300導入後は、300Lのヴェスタで牛そぼろ250kgを一度に調理できるようになりました。これまで一日がかりで行っていた作業が、約90分で完了するようになり、作業効率は大きく向上しました。
自動攪拌により、作業者が常に釜の前で攪拌し続ける必要がなくなりました。人の手が必要なのは、肉と調味料を投入する工程や、できあがった商品を取り出す工程など、合計で約30分程度になりました。
さらに、ヴェスタHEK-VP300は表面が熱くなりにくいため、厨房内が暑くなりにくく、釜に触れて火傷する心配も軽減されました。作業効率だけでなく、作業環境の改善にもつながっています。
導入前後の比較
サリックスマーチャンダイズシステムズ様の事例では、調理量・作業時間・人員・作業環境の面で大きな変化がありました。
| 項目 | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 調理方法 | 100Lのガス釜で50kgずつ、5回に分けて調理 | 300LのヴェスタHEK-VP300で250kgを一度に調理 |
| 調理時間 | 1回約1時間 × 5回。休憩を挟みながら一日がかり | 約90分で調理可能に |
| 人が携わる時間 | 焦げ付きを防ぐため、常に攪拌作業が必要 | 肉と調味料の投入、商品の取り出しなど約30分程度 |
| 作業人員 | 既存の機械では10名で製造 | ヴェスタHEK-VP300導入後は5名で対応可能に |
| 作業環境 | ガス釜の熱で厨房内が暑く、長時間作業が過酷 | ヴェスタHEK-VP300の表面が熱くなりにくく、厨房環境が改善 |
| 安全面 | 釜周辺の熱による火傷リスクがあった | 釜に触れても火傷しにくくなった |
大きく変わったポイント
牛そぼろ250kgの製造が、ガス釜で5回に分けて行う一日がかりの作業から、ヴェスタHEK-VP300による一括調理で約90分へ短縮。さらに、製造に必要な人数も10名から5名へ削減され、人件費の大幅な削減にもつながりました。
導入による効果
ヴェスタHEK-VP300の導入により、サリックスマーチャンダイズシステムズ様では、作業効率の向上、省人化、作業環境改善を実感いただいています。
作業効率の向上
250kgの牛そぼろを一度に調理できるようになり、一日がかりだった作業が約90分に短縮されました。
人件費の削減
既存の機械では10名で行っていた製造が、ヴェスタHEK-VP300導入後は5名で対応可能となり、人件費の半減につながりました。
作業環境の改善
ヴェスタHEK-VP300の表面が熱くなりにくいため、厨房内の暑さが軽減され、釜に触れた際の火傷リスクも抑えられました。
コロナの長期化により、人件費を大幅に抑えられたことは大きな効果でした。一方で、同社が特に良かった点として挙げているのが、作業環境を改善できたことです。
一日中攪拌し続ける過酷な作業が軽減され、厨房内の暑さも抑えられたことで、従業員の方が働きやすい環境づくりにつながりました。
動画で見る導入事例
サリックスマーチャンダイズシステムズ様へのインタビュー動画や、実際の調理動画をご覧いただけます。
導入事例インタビュー
実際の調理動画
まとめ
サリックスマーチャンダイズシステムズ様では、店舗数の増加に伴う製造量の増加と従業員の作業負担を背景に、電気式攪拌機付き回転釜ヴェスタHEK-VP300をご導入いただきました。
導入前は、牛そぼろ250kgを100Lのガス釜で5回に分けて調理し、一日がかりで攪拌作業を行っていました。導入後は、300LのヴェスタHEK-VP300で250kgを一度に調理できるようになり、約90分で製造可能に。さらに、製造人員も10名から5名へ削減され、人件費の半減にもつながりました。
作業効率の向上だけでなく、厨房内の暑さや火傷リスクの軽減など、作業環境を改善できたことも大きな効果です。







